新人のあゆみ2022

3階西 河野愛恵

緊張と不安を抱えながらも入職してから1年が過ぎようとしています。ローテーション中、部署配属されてからも学生の時に学んだこと以外の自分の知らないことや対応の仕方に戸惑いと不安を抱えてながら業務をしていたことを今でも覚えています。私は、ローテーション研修を経て3階西病棟に配属されました。3西には、小児から高齢者までの幅広い世代の患者さんが入院されます。初めは、技術やコミュニケーション方法などやること一つ一つに不安を感じてしまい思うようにできませんでした。業務を重ねるにつれて一人でも出来る技術もできてきました。不安や緊張も1年経とうとしている今でも感じていますが、初めの頃の不安や緊張とはまた違うもののように感じています。看護している中で私が大切にしていることは「患者さんの思いに傾聴すること」です。今まで住み慣れた環境で過ごしていた方が急に入院となり治療をしていくことで不安や悩みを感じると感じているからです。初めの方は業務をすることに精一杯で患者さんと会話することが少ない日もありました。しかし、現在は朝の検温時だけでなくトイレ誘導の際や点滴の交換時など少しの時間も関わろうと意識していることで患者さんとの関わる時間が増え、患者さんの思いを聞く事が出来ていると感じています。カルテ上でも患者さんの病状や状態を収集することは出来ますが、現在の心情まで読み取ることが出来ないと感じ日々の関わりを大切にしています。小児、失語、意識障害の方ともジェスチャーなど非言語的コミュニケーションを活用してコミュニケーションを図るように意識しています。まだまだ未熟で分からないこともありますが、患者さんの思いに寄り添い個別性のある看護が出来るようこれからも頑張っていきたいです。


3階西 出野沙也花

3階西病棟では、小児科と脳神経内科、皮膚科の混合病棟であり子どもから大人まで幅広い年代の看護を学ぶことができます。入職してから1年が経ち、多くの方々と関わらせていただきました。入職したばかりの頃は知識も技術も不足しており、何が分からないのかも分からないまま毎日必死に業務を行っていました。徐々にではありますが、分かる疾患やできる技術も増えていき、患者さんと丁寧に関わる時間をとることもできるようになりました。まだまだ知識も技術も不足しているため、先輩から助言をいただきながら、患者さんの思いを尊重した看護を提供できるよう日々、努力しています。分からないことが多いため、その都度先輩に報告や相談をすることで、タイムリーに連絡を図るよう意識しています。また患者さんの全体像を捉えるために、表面上や数値だけを見てアセスメントするのではなく、患者さんに触れて会話を行い四側面を見ながら捉えることができるようになりたいです。できないことが多くて、落ち込むこともありますが、患者さんからの笑顔や「ありがとう」という言葉に元気を貰っています。患者さんの思いに寄り添うことができるよう、会話だけでなく仕草や表情にも注目して関わることができるようになりたいです。まだまだ経験も少なく、分からないこともたくさんありますが、患者さんやご家族さんに安心を与えられるよう、関わりを大切にした看護の提供ができるよう、頑張りたいです。


3階西 牧野美紗紀

私は3階西病棟へ配属になりました。3階西病棟は小児科、脳神経外科、皮膚科を主科とする病棟です。私は元々小児に興味がありました。ですが、小児に対する看護はとても難しいということを実感しました。特に小児の発達段階を踏まえて患児と関わることの難しさを、実際に思春期の男児との関わる中で感じました。ですが、そこから多くのことを学び改めて発達段階について学び直し、関わり方を考えるきっかけとなりました。その後、乳幼児期の患児ではプレパレーションの活用や自我が芽生えてくる時期でもある為、それを踏まえた関わり、学童・思春期に当たる患児には親元を離れたいという気持ち、それに伴う不安、アイデンティティの獲得・拡散を踏まえて関わり方を考えられるようになりました。また、初めは患児ばかりに目がいってしまい、付き添いの親御さんの事まで考えることができていませんでした。ですが、自分の子供が病気になった姿を見て不安や心配になるのは当然の事でそこに対する看護も重要だという事を学びました。そこで、今の患児の状況、今からどのような処置をするのかなど親御さんにもその都度説明し、訪室時に不安な事や心配事はないかその都度聞くよう心がけました。そうすると、話をする事で親御さんの表情も明るくなる事があり、改めて患児だけでなく付き添う親御さんへの対応も大切だと実感しました。これからも小児ではこれらの学びを活かし、看護を提供していきたいと思います。他にもこの病棟では、脳神経内科の患者さんが多くみえます。脳神経内科では認知症の患者さんも多く、初めは関わり方にとても戸惑いました。ですが、丁寧に関わる事で患者さんが穏やかになったり、家での生活に近づける事で落ち着いた様子が見られる様になり、少しずつ関わり方を学ぶ事ができました。今後も患者さんの発言や思いを大切にし、患者さんに寄り添った看護をしていきたいと思います。


5階西 大橋美咲

私が1年間でできるようになったことは、患者の個別性に合わせて指導することです。循環器やの乳腺外科の患者が多くいるため、退院後の生活についてパンフレットを用いて指導する機会が多くあります。患者の入院前の生活を聞いて改善点を伝えたり、本人の希望を聞きながら丁寧に説明することが大切になってきます。最初は、ただパンフレットの内容を伝えるばかりになっており、全員に同じ指導をし個別性を意識することができていませんでした。また、その方の理解力や家族の協力が得られるかどうかなども考えることができていなかったように思います。しかし、先輩がどのように指導をしているのか見たり、指導に付き添っていただき指導後に振り返りをするようにしました。少しずつどんな情報を得たらいいのか、指導中の患者の様子など見るポイントや聞いておくべきポイントを学ぶことができました。それらを意識することで、患者それぞれに合わせた必要な指導に繋げることができるようになりました。既に患者が意識して生活を変えれていることは、肯定的な言葉掛けをし継続できるよう支援しています。必要な指導をする際は、なぜそれが必要なのか患者の疾患を踏まえて伝えるように意識しています。指導時に患者から質問があった場合は、多職種や医師に確認し患者本人に伝えるようにしています。専門職者に聞くことで患者の安心や信頼に繋がる指導になると考えています。退院後は、患者とその家族で生活していかなければなりません。患者が退院後に自らの生活を見直し、変えていけるようにただ指導するだけでなく、患者と必要であればご家族と一緒に改善策を考えていきたいと思います。個別性を意識することで、患者に合った具体的な指導ができると考えます。患者からの情報を元に、その人に合わせた丁寧な指導を今後も続けていきたいです。


5階西 鈴木彩水

看護師として働き始めて1年が経過しました。配属されてからは毎日があっという間に過ぎたように感じています。5階西病棟は循環器をはじめとして乳腺外科、呼吸器外科、産婦人科と外科と内科が混在している病棟です。術後の観察すべきところや心臓カテーテル検査後の合併症の有無を確認したりするなど、今後起こりうるリスクを理解した上で患者様と関わることを意識しています。そのためには、様々な疾患理解や検査後の合併症に対しての知識が必要になるため、自己学習を継続して行っています。日々の業務の中で患者様の急変に対し、臨機応変に対応することができなく落ち込む日もありましたが、先輩方が何が出来ていて次に起こった時にどう動けばいいのかを一緒に振り返ってくださったおかげで、少しずつではありますが今後の課題を明確にした上で働くことが出来てきたと思います。この1年で様々な患者様やご家族と関わらせていただきました。置かれている状況や生活背景は1人1人異なっているため、その方々に合わせた看護や関わりを考えることが難しく思っています。アセスメントし、そこからどのように退院に向けて看護展開をしていくのか考え、その方にあった個別的な関わり作りができるように頑張りたいです。患者様にとって1番近い存在であるからこそ日々のコミュニティケーションでその方に寄り添える看護師でありたいと思います。自分はまだまだ知識も看護技術も未熟であるため課題は多くありますが、日々努力していき患者様や先輩方から信頼していただける看護師になれるように頑張ります。


5階東 戸田麻莉奈

看護師として働き始めて1年が経とうとしています。この1年間は毎日、緊張と不安でいっぱいでしたが、困ったときには先輩方が丁寧な指導して下さり、辛いときには患者様からの「ありがとう」などの優しい言葉に支えられて、少しずつではあるけれど、できることが増えてきて、やりがいを感じながら楽しく働くことができています。看護技術については、患者様に安全な看護を提供するために、実施回数が少なかったり不安な場合には必ず手順やマニュアルを読み返し、先輩に助言をいただきながら実践していきました。今後も看護技術の向上を目指して、日々の振り返りを大切にしていきたいです。また、看護師として患者様のニーズに沿った看護を提供できるよう、常に患者様や患者家族の立場に立って考えてきました。プライマリーナースとして患者様を受け持つようになり、入院前の生活を把握すること、入院後にはどうなっているのか、どうなってほしいのかを想像することが大切だと学びました。その患者様に対して退院後どのようになってほしいのか、そのためには入院中どのような看護が必要なのか、退院支援が必要なのか、考えることが看護師の役割だということに気づくことができ、一人一人の患者様の立場を考えてそれぞれの疾患や治療、生活に合わせた看護をこれからも行なっていきたいです。そのためには、日々の振り返りや勉強を大切にして、さまざまな知識や技術を身につけていき、先輩方のような現場で活躍できる看護師を目指していきます。


5階東 小倉有紗

看護師として働き始めて1年が経とうとしています。入社した頃は同じ学校からの同期がおらず不安を抱えながらも目標としていた看護師として働くことができることに期待も感じていました。配属されてからは特にあっという間に時間が過ぎていき、毎日が勉強の日々でした。はじめのうちは自分自身に余裕がなく、できないこと・わからないことも多くあり、自分の思い描いていた看護をなかなか行うことができず、歯がゆい思いを感じることも多くあったように感じます。5階東病棟は多くの科の患者様がいるため多くのことを学べる半面、学ばなければならないことも多くはじめは業務を覚えることに精一杯でした。しかし、研修に参加したり、日々の看護を行う中で先輩方の指導を受けたりする中で、少しずつ自分でできることも増えていき、成長を感じることもできています。わからないことや心配なことがあった際には実施する前に先輩に相談したり、マニュアルに戻ったりすることは今まで意識して行ってきたことではありますが、この1年でそれらを行うことの重要性についても改めて実感しています。できることは増えてきましたが、まだまだ知識・技術ともに不足しており勉強の毎日です。今後も自己学習に励みつつ先輩方に相談等を行うことで、成長していけるようにしていきたいと思います。自分の目指していた患者様に寄り添った看護を提供することのできる看護師に近づくことができるよう努力を続けていきたいです。


6階西 村松春佳

看護師として働き始めてから早くも1年が経ちました。最初は患者さんを受け持つ上で迷ったり悩んだりする事が多かったですが、患者さんの疾患や治療経過、副作用など個別に合わせた観察や報告ができるようになってきました。また、できる範囲で、その日受け持った患者さんの疾患や治療、見学した処置などについて自己学習を行い、先輩方からアドバイスや指導を頂きながら骨髄穿刺や中心静脈カテーテル挿入など血液内科に多い処置の介助に1人でつくことができるようになりました。血液内科では抗がん剤の件数が多いため、単剤から多剤まで様々な種類の化学療法を経験する事ができ、それぞれの薬効や注意する副作用、投与方法について学ぶことができました。抗がん剤投与時は、患者さんのみでなく自分に暴露してしまわないようにスタンダードプリコーションを徹底したり、ルートと繋ぎ方も考えたり、自分の安全も守りながら実施していく必要がある事を学びました。8月からは遅番や夜勤が始まりました。日勤よりも受け持つ患者数が増え、スタッフの少ない中でのコール対応などにより予定通りに回れなかったり、優先順位を上手く付けられなかったりした事もありました。廊下を歩く速度を速くして無駄な時間を短縮したり、時間でやらなければいけない事にはマーカーを引いたりタイマーを使用したりするなど、自分なりに優先順位を立てながら工夫して回る事ができるようになりました。しかし、まだまだ知識や技術が未熟であり、不安なことも多いです。12月からはプライマリーも持ち始めているため、退院後を見据えた上で患者さんの生活や希望に合わせた看護を提供できるように頑張っていきたいです。


6階東 花嶋愛理

現在の自己の状況として、基礎的な技術や病棟で実施される検査や処置は、繰り返し実施させて貰うことで知識をもちながら、患者さんに対して説明し看護を行うことが出来ていました。しかし、急変時といった突発的な出来事に関しては、何をして良いか分からなくなってしまうことが多くありました。そのため、今後の課題としては、分からない時は1人で考え判断せずに、先輩看護師にアドバイスを頂きながら対応し、何が足りなかったのかをリフレクションしながら、次に生かせるよう、経験を重ねていきたいと思います。また、処置や検査、薬等に関しては知識が不足しており、何故それが起こっているのか、必要であるのかといった具体的な部分まで考えられていないことが多くありました。今後の患者さんの状態を予測して看護していくためにも、引き続き、なぜといった疑問を常に持ち、自己学習を重ねて知識をつけていきたいです。今後、プライマリーを受け持つにあたり、退院に向けて何かしらの資源を活用していかなければならない場合があります。現在、患者さんの側面を部分的には捉えられていても、全体的に関連性を持ち捉えられていないことが多くあると思います。患者さんや家族がどのような思いでいるのか、どのような支援が必要であるのかといったことを考えていく必要があると思いました。不十分な点は指導をいただきながら、患者さんや家族を全体的な側面を捉えていき、良い意思決定に繋がるように寄り添った看護を実践していきたいと思います。


6階東 松下侑奈

入職してから1年、部署配属から10ヶ月が経とうとしています。私は消化器内科病棟で内視鏡検査や処置前後の患者さん、化学療法を受ける患者さん、終末期にある患者さん、と様々な経過にある患者さんと日々関わらせていただいています。検査・処置後の急性期から終末期と様々な看護の知識や技術の必要ある病棟で働くことに憧れていました。しかし知識や技術、判断力など自分の力不足なことも多くあり、先輩に頼ってしまうことばかりでした。日々の業務で精一杯になってしまい、最近になってようやく自分の看護の課題が明確になったように感じています。具体的には、特に件数の少ない処置を含め、自信を持って一人で行える技術を増やす、報告や相談は要点、緊急度が伝わるようにISBARの活用をする、プライマリー看護師として患者さんやご家族の意向に沿った退院後の生活を支援することが課題です。これからも自己学習を積極的に行い、日々の自分の看護を振り返りながらと先輩の看護を見て学び、大きく成長できる2年目にしていきたいです。患者さんや先輩、多職種の方への感謝を忘れず、温かさと優しさを持った看護師を目指して頑張りたいです。


6階東 田中愛友菜

私はこの1年間で様々な看護場面に立ち会い、たくさんの学びを得ることができました。先輩と仕事をさせていただいている中で、尊敬する先輩ができました。そして改めて自分の看護について振り返ることで常に理想とする看護師像を追求することができました。私の4月の頃に考えていた理想とする看護師像は患者さんとのコミュニケーションを大切にする、技術を正確に行う看護師でした。今もその看護師像を目標としています。でも、1年を通してより深く考え、自分の中での課題を見出すことができました。コミュニケーションとは雑談だけではなく、患者さんの不安や訴えを傾聴できること。さらに真摯な心で不安に寄り添い、患者さんからの質問に正確な知識で答えたり必要時医師に報告して患者さんにとって有益となる関わりをしていくことが大切だと学びました。また、看護師の行う技術は患者さんに侵襲を与えるものが多く、正確な技術が求められることも学びました。一回ごとの機会を大切にして、経験や振り返りを行なっていく中で上達できるように意識を持って業務を行っていきたいと思いました。この1年間で成長できたことも多くありますが、看護師としては未熟なことばかりだと実感する一年でもありました。常に振り返りを行いながらよりよい看護ができるように2年目も頑張りたいです。


6階東 鈴木美波

病棟に配属されて、研修の時よりも患者さんと主体的に関わることが増えました。病棟に配属されて間もない時、患者さんのトイレ介助を行いました。患者さんより「大丈夫だよ、転ぶはずがないから。」と言われました。その時に私は、患者さんは1人でトイレに行きたいし、大丈夫って言っているし意志を尊重するべきと思いました。そのため患者さんの支えていた脇を離した途端、患者さんはふらついてしまい転倒しそうになってしまいました。患者さんが転倒することはなかったが、私は患者さんの言葉を過信し安全に排泄行動を促すことができませんでした。この時に、患者さんの言葉を信じ、思いを尊重することは大切であるが患者さんの状態から起こりうる危険をアセスメントし行動することが大切であると学びました。現在では、まず患者さんの思いを傾聴し、意志を尊重するためにはどうしたらいいのか、また意志を尊重することによりどんなリスクがあるのか自分なりにアセスメントするよう意識的に行うことができるようになりました。日々業務を行う中で、初めてのことや分からないことが多くあり不安を感じることがありました。しかし、先輩看護師に聞くタイミングが分からず疑問を解決できないことや、報告、連絡、相談が遅れてしまうことがありました。業務を行う中で報告、連絡、相談が遅れることで患者さんの不利益だけでなく自分にとっても不利益につながることを学びました。そのため先輩看護師や他職種とコミュニケーションをとることを意識的に行い、報連相をタイムリーに行うことができるようになりました。今後も、報連相をタイムリーに行い先輩看護師、他職種とコミュニケーションをとり患者さんによりよい看護を提供できるよう努力していきたいです。


7階西 永田裕惟

入職して一年が経とうとしてますが、この1年間で多くのことを学ぶことができました。この一年間で自分ができるようになったことは、まず優先順位を考えて行動するようになり、最初の頃よりは効率的な行動ができるようになったと思います。特にローテやダブルのときには、優先順位を考えて行動することが全然できてなく、振り返りなどで先輩化らアドバイスを頂いていました。また、点滴が漏れていたり、差し替えが必要な状態の患者さんに当たると、それだけで焦ってしまいラウンドに支障が生じてていました。現在でも、予想外の事が起きると慌ててしまうこともありますが、一つ一つ丁寧に迅速に行動していけるように頑張っています。また、この1年間で他職種連携の重要性も学びました。配属されたばかりのときには、全部の報告、相談をダブルの先輩にしており、自ら他職種へ相談することがあまりなかったです。現在では、リハビリスタッフなどに自ら患者さんの状態について相談するようになりました。患者さんを観ていく上で、他職種との情報共有はとても重要になってきます。今後も、患者さんやその家族、他職種とコミュニケーションを取っていくことを大切にしながら行動していきたいと思います。まだまだ、知識や技術に足りない部分がありますが、多くの経験を積み重ねながら、成長していけるよう精一杯取り組んで行きます。


7階西 雪島はづき

私はこの1年間で患者さんとの関わり方を学んだ。初めは、患者さんの元へ行っても何を観察したら良いのか、どんな情報を収集すべきか分からなかった。しかし、実際に先輩方が患者さんと接している所を見て、必要な情報はカルテからだけでなく、患者さんとの関わりの中から収集することが大切だということを学んだ。また患者さんの今だけでなく、今後に注目して情報収集することで、よりその人らしい生活を送ることかできるということを学んだ。さらに、短い時間の中でも患者さんの訴えに耳を傾け関わることで、信頼関係を築くことができるのだと学ぶことができた。ケアを行う際、患者さんとコミュニケーションを取ったり患者さんの様子を観察しながら実践することができるようになった。以前は手技にばかり集中してしまい、患者さんの観察ができなかったり、声掛けができなかった。実践した看護技術の振り返りを行ったり、事前にマニュアルを確認したり、繰り返し看護技術を実践したことで少しずつ自信を持ってケアを実践できるようになった。自信がついたことで自分に余裕が持てるようになり、患者さんのことを考えて看護技術を実践できるようになったと感じた。 今後は、患者さんから収集した情報を活用できるようにアセスメント力をつけたり、退院を見据えた関わりができるようにしていきたい。また、経験が少ない技術は積極的に経験させてもらったり、苦手意識のある技術は繰り返し実践して少しでも多くの技術を自信を持って実践できるようにしていきたい。


7階西 齋藤ひかり

看護師として働き始めてから早1年が経ちます。この1年は、初めてのことばかりであり、また患者さんの命を預かるという責任の重さにより毎日が不安と緊張の連続でした。しかし、先輩方からアドバイスを頂きながら同期へ相談し互いに助け合いながら少しずつ日々の業務に慣れ専門職としての自覚も少しずつ芽生えさせていくことができました。経験を積むなかで徐々に出来ることが増えやりがいを感じ、患者さんの「ありがとう」を糧に日々を頑張り過ごしています。特に、7階西病棟は入退院が多く、検査・治療のみならず急変や終末期への看護が求められる場面が多くあります。まだまだ、未熟で戸惑うことが多くあり自分ができることはなにか自身へ問いただすことや自身の看護感を見つめ直す場面があり、悩み葛藤します。そのなかで、先輩の看護を間近で見て、たくさんのことを吸収して看護師として成長できるように努めることができました。今後は、もっと視野を広げ、患者さんの些細な変化に敏感となり思いやりのある寄り添った看護ができるよう知識と技術を身に付けてこれからできる後輩に頼られるにしていきたいと思います。そして、先輩・患者さんからも信頼される専門職となれるよう努めていきたいと思います。また、プライマリーとして患者さんを受け持たせて頂くようになり、患者さんの入院前の生活や今までの人生で大切にしてきたことなどにも着目し退院後もこれからの時間をその人らしく過ごせるように支え尊重できる看護を目指していきたいと思います。


7階東 竹下奈子

看護師になって1年が経ちました。配属されてから毎日初めての事ばかりで緊張と不安でいっぱいでした。しかし、先輩方に日々の業務だけでなく患者様との関わり方など教えて頂き、少しずつできることが増え楽しく看護師として働くことが出来ています。私の配属された7階東には、周手術期の患者様が多く入院されています。入院も手術も初めてだという方も多くいらっしゃいます。患者様との日々の関わりから、入院される患者様や御家族には身体的・心理的・社会的に不安を抱えていることを実感しました。また、コロナ禍で面会が制限されていることによって、様々なストレスを感じていることがわかりました。そんな患者様の不安を少しでも解決できるよう、ベットサイドへ行ってコミュニケーションを図ったり、患者様の痛みに対して鎮痛剤の使用を検討したりするなど、他職種に相談・連携することが出来ました。術後は経過が早く早期から介入することで回復に向かい、患者さんの状態に合わせて離床を促すことで日々回復していく姿にやりがいを感じています。またドレーンが挿入されている患者様が多くいらっしゃいます。そのため、術後何日目で何のドレーンからどれくらいの量排液されているのかなどの全身状態をアセスメントしながら観察し、かつ患者様の思いに寄り添い、回復に向かえるよう関わっていく必要があります。2年目ではこれまで学んだことを活かし、生活背景やADLも含め患者様の希望が実現できるよう支援していきます。まだまだ未熟ですが患者様が安心して入院生活を送れるよう、知識や技術を身につけ日々精進します。


ICU 沖野夏奈

磐田病院に就職し、1年間救命病棟で働き、様々な知識や技術の習得を行うことが出来ました。救命病棟に入院する患者さんは様々な患者さんが入院してくるため科に囚われず、様々な疾患の患者さんを受け持たせて頂きました。日々病態の勉強を行い、知識を深めることで受け持ち患者さんの病態を自己学習した内容と、検査値や画像も含めて関連付けてフィジカルアセスメントを行う事ができるようになりました。また、データベース聴取の機会も多くあり、家族との関わりから患者さんの社会的な側面を理解し、退院に向けてどのように介入すべきなのか考えることが出来ました。患者さんとのコミュニケーションに関しては、受け持ちの患者さんが意識レベルが低下していることなどによりコミュニケーションをとることが難しい患者さんも多くおり、初めはどのように関われば良いか分からず戸惑うこともありました。その際に言語以外のコミュニケーションや、バイタルサインに注目して観察することにより患者さんのニーズを捉えることができるとアドバイスを頂きました。そのアドバイスを元に、患者さんの表情子変化や、体をバタバタと動かしており落ち着かない様子、脈拍、血圧の変化に注目することで疼痛の有無を判断すること、人工呼吸器の呼吸回数や1回換気量から患者さんの息苦しさを判断することなどといった、非言語的コミュニケーションや、バイタルサインなどからアセスメントを行うことで、言葉でコミュニケーションを取る事が難しい患者さんのニーズを捉えることが少しずつ出来るようになってきました。


ICU 木村祐那

配属し始めは業務をこなすことに精一杯になってしまい、患者さんの気持ちに寄り添うことが出来ていませんでした。疾患や病態に対しての自己学習を進め、不足していたことは付け足して知識を付けるようにしました。また、看護技術は経験していないものは自分から発信して機会があれば声をかけてもらうようにして少しでも経験を積めるように取り組みました。少しずつ疾患の理解や技術も習得することが出来たことで不安に感じることが減り、心に余裕が出来てきました。そのため患者さんの気持ちに寄り添い、より丁寧な声掛けを行うことが出来ました。患者さんから「ありがとう。」や「優しく声かけてくれて嬉しい。」と言っていただけることが増えやりがいにつながっています。救命病棟は他の病棟に比べて患者さんの出入りが激しく、患者さん一人一人と接する期間が短いですがその中で患者さんの不安や苦痛を軽減できる関わりを継続していきたいです。この1年間を通して看護師としての役割や自分の看護観についてたくさん考えることが出来ました。そして、様々な場面で先輩方に助言をいただき成長することが出来ていると思います。まだまだ未熟ではありますが、自分の理想とする看護師像に少しでも近づけるように今後も感謝の気持ちと初心を忘れず努力していきます。4月からは2年目となり先輩となるため患者さんだけでなく後輩の方々にも安心感を持ってもらえるように働きやすい環境づくりにも意識していきたいです。


ICU 鈴木美緒奈

入職してからもうすぐ1年が経ちます。救命病棟に配属され、最初は様々な疾患の勉強ができるかなと不安でした。救命病棟は年齢、疾患、診療科を問わずいろんな状態の患者さんが多く入院してきます。学生時代に勉強した疾患の学習だけでは、患者さんについて理解が足らなかったです。いろんな疾患の患者さんが入院されているため、救命病棟で行われる検査や技術もたくさんあります。1年前は次々に新しい疾患の患者さんを受け持つことにいっぱいいっぱいでした。少しずつ日勤業務、遅番業務、夜勤業務と回数を重ねるごとに慣れてきました。業務に慣れ始めてからは、患者さんの疾患、これから予測される身体状況、治療法、薬剤などを理解しようと勉強してきました。さらに、初めての技術やケアなどは先輩と共に理解できるように考えたり、復習することで自立してできるようになったことが増えてきました。まだまだ学習が足りない部分も多いですが、先輩方のおかげで少しずつ自信になってきました。1年経ち、患者さんの身体状況だけでなく、精神的な面にも目を向けられるようになり、患者さんが必要としているケアや看護を考え実践できるようになりました。この前まで意識レベルが低かった患者さんが話せるようになったり、歩けるようになったり、一般病棟に移る姿をみるととてもやりがいを感じます。これからも患者さんのことを理解できるような関わりをして、先輩方のような看護師になれるように頑張っていきたいと思います。


OP 磯崎真那

看護師となり、入職して1年が経ちました。入職した当初は自分が看護師として働いていけるのか不安でいっぱいでした。手術室に配属となり、初めのうちは慣れない仕事が多く自分のできる範囲で手術を安全にこなしていかなくてはならないと、患者さんとの関わり以上に業務に集中してしまい、患者さんとの関わりが疎かになってしまっていると気づきました。分からないことはすぐに先輩へ相談、助言を受けられる環境で経験を積ませて頂き、先輩方が患者さんにどんな声掛けや関わり方をされているのか間近で見て学ぶことができました。自分も患者さんの表情や発言を注意深く観察するように心がけると手術室に入室されてくる患者さんは手術に対する不安や緊張からか表情が硬くなっていたり、言葉にして表出される方が多いのだと知りました。病棟とは違い、手術室では患者さんと関わらせていただけるのは短い時間になりますが、その中で表情や発言から患者さんの抱えている不安や緊張を読み取れるような観察力、その不安を少しでも軽減できるようなコミュニケーション力と知識を身につけることが大切だと学びました。まだまだ経験も知識も不足しており、技術面などにも課題はたくさんあります。先輩から助言を受けつつ、患者さんとの関わりの中から得られる大切な情報を見逃さないようにして少しでも手術や術後などの不安を軽減し、安心して手術に臨んでもらえるような関わりをしていきたいと思います。


周産期 酒井梨緒

NICUでは早産児や低出生体重児、何らかの疾患のある新生児を集中的に管理・治療し看護を行っています。私は助産学生の頃妊産婦さんと関わる中で母親になっていく姿を見させて頂き、ご家族は赤ちゃんのことについて本当に様々な不安を抱えていると感じました。このことから新生児についての知識と経験を得ていればご家族の話を聞いた時には受け止めることが出来たり、根拠のある説明ができたりし、少しでも不安を軽減して妊娠期や退院後の生活を過ごすことが出来ると考えました。現在NICUで約1年間働き、最初は初めての業務を覚え環境や生活に慣れることに集中してたと思います。しかし少しづつ先輩の動き方や関わり方を見て学んだり、この道に進んだ時のことを考えたりし、上記に記した助産学生の頃の思いを思い出し、再度新生児のついての知識をNICUで学びたいと思いました。学んだことの一つに、新生児の意思についてです。新生児は周囲の音や少しの衝撃でも容易にストレスを感じていますが、それらを言葉で表現することはできません。しかし、言葉以外の方法で表現することはできます。そのためケアの際スタッフは日々ストレスが最小限になるよう関わっており、自分もストレス反応や安定化のサインの観察項目を学び観察し、実施するケアではできる限り負担にならないよう努めました。そしてそれらが新生児の意思を尊重することにつながることを知りました。赤ちゃんが泣き止まないこと、身体の筋緊張が強いことには理由があり、それらの理由を見つけ看護ケアと、家族との関りに活かしていきたいです。また、呼吸器を装着した児を受け持つこともあり、児の今後の経過に不安を抱くご家族も見てきました。そのため様々な新生児を受け持ち疾患についての知識もつけて赤ちゃんとそのご家族の両方を看護していくことを大切にしていきます。


周産期 竹口瑞姫

助産師として働き始め、1年が経とうとしています。入職当初は、業務一つ一つを自立して行うことがとても怖く感じ、責任の重さを実感しました。配属先である周産期病棟は、産科病棟スタッフが外来業務も行うため、妊娠期から産後まで継続した切れ目のない看護を行うことができます。病棟から外来までの業務を行う中で、外来指導で得た妊娠に対する受容状況、対象者の言葉や表情、雰囲気、家族との関わり等の情報は分娩や産褥期にわたって活かすことができます。私は働きながら、その人に合ったケアの実践をしていくために、社会的背景にも目を向け、母子やその家族がこれから過ごしていく退院後の生活も見据えたさまざまな視点からアセスメントすることの大切さを学びました。女性最大のライフイベントである出産、新たな命が誕生する一方で、時には生命の危機となる瞬間もあります。そのため、多くの知識や技術、迅速な対応や判断力等が求められます。私は、助産師として対象者の思いを尊重し、出産を肯定的に捉えられるよう一人一人丁寧に関わりたいという思いがありました。しかし、最初は自分の業務で精一杯になり、対象の母子に目を向けられる時間がとても少なかったと感じています。この一年、業務をしていく中で自分自身で動き判断することが増えていきました。そして、日々の業務や分娩1例に対して先輩から丁寧な指導、振り返りをしてもらい学びを深めることで、少しずつですが、個別性を意識した関わりやニーズに沿ったケアが行えるようになりました。まだまだ未熟な部分が多いですが、これからも先輩に相談したり助言をいただきながら、対象者一人一人の出産満足度を高められるよう日々関わっていきたいと思います。


周産期 鈴木水悠

入職して1年が過ぎようとしています。入職当初は「何が分からないのかが分からない」という状態だったので、分からないけれど聞くこともできないまま1日1日が経っていました。しかし、そのような私に対しても気に掛けてくださった先輩方のおかげで、分からないことやできないことが明確となりつつあります。日々めまぐるしく変化する医療や制度についていくのにも精一杯ではありますが、自分なりに知識や技術を吸収していきたいと奮闘する日々です。1年目の後半からは、分娩係や外来指導も始まりました。助産師として生命の誕生に立ち会うこと、対象とその喜びを共に分かち合う瞬間は、この先もずっと大切にし続けていきたいです。子どもを産むことが目標となるのではなく、子どもを産むまでの過程やその後の子育てまで見据えること、対象にとってのベストな選択肢を常に追求することが、当たり前だけれどとても難しいことだと痛感しています。先輩方の声掛けの仕方だけでなくその声掛けに至る過程まで学び、先輩に助言をいただきつつ試行錯誤しながら、ゆっくりと自分のものにしていきたいです。自身が掲げている「ドゥーラの役割を担える助産師」にはほど遠いですが、入職前よりは微々たる程度ではありますが近づくことができているのではないかと思います。先輩や対象からいただいた嬉しいお言葉を糧に、自身の掲げる助産師像を目指して日々研鑽を積んでいきたいです。