本当に災害が起きた時に、自分の手で誰かの命を救える看護師を目指したい

看護師 山口飛龍

9年間、この病院で看護師として働いてきました。日々、患者さんと向き合い、その方の人生の一端を共に歩んでいると感じています。特に、災害看護は私にとって大きな目標です。東日本大震災のニュースをテレビで見て、無力感を感じたあの日から、もし自分が現場にいれば、もっと何かできたのではないか、という思いがずっと心の中にありました。日本DMATの資格を取得し、地域の防災訓練に参加するたびに、その思いが確信へと変わっていくのを実感しています。いつか、本当に災害が起きた時に、自分の手で誰かの命を救いたい。そのためにも、日々の研鑽を怠らず、地域に貢献できる看護師を目指していきます。


患者さんの声にじっくりと耳を傾け、身体的なケアだけでなく、心のケアも大切したい

看護の仕事は、単に患者さんの身体的なケアをするだけでなく、心のケアも大切だと考えています。例えば、末期がんの患者さんと話す時、残された時間をどう過ごしたいのか、どんなことを考えているのか、じっくりと耳を傾けるように心がけています。患者さんの言葉一つひとつに、その人の人生が詰まっていると感じます。この病院で働くようになって、先輩看護師の方々から多くのことを学びました。特に、患者さんとのコミュニケーションの大切さや、チームワークの重要性については、今でも忘れることはありません。この病院で出会えた人々、そして患者さんたちとの出会いが、今の私を形作っています。


地域住民と連携し、防災活動にも積極的に参加し、災害看護の分野をさらに深めたい

この病院は、働きやすい環境だけでなく、成長できる環境も整っています。例えば、専門分野の勉強会や、最新の医療機器に関する研修など、積極的に参加することができます。また、先輩看護師の方々が、いつでも相談に乗ってくれるので、安心して仕事に取り組めます。私は、今後災害看護の分野をさらに深めたいと考えています。そのためには、専門知識の習得はもちろんのこと、体力作りも大切だと考えています。また、地域住民の方々と連携し、防災意識を高める活動にも積極的に参加していきたいです。看護師としてのキャリアを積み重ねながら、地域社会に貢献できるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。