私が看護師になろうと思ったのは、看護師になりたかった母親の勧めがきっかけです。祖母が亡くなった時に、看護師になろうと決心しました。看護師として働き出した頃は、私のおっちょこちょいなところが顔を出し、ミスが多く、上司や先輩によく叱られていました。やはり、仕事に慣れていない、覚えることが多い、どうしても時間が掛かり忙しくなるので、振り返る時間も取れない状態でしんどい毎日でした。しかし、徐々に仕事も覚え、慣れてくるとミスを防ぐことができるようになり、入職した頃のことが嘘のようでした。振り返ると、叱られていたのではなく、しっかりと指導してもらっていたと思います。そして、3年目になるとリーダーとして仕事を任されるようになりました。自分の仕事だけでなく、周りの仕事にも目を配ることが必要になりました。そのことで、狭い視野で仕事していた自分が、広い視野で仕事を捉えることができるようになり、看護をする楽しみが増えました。後輩が入ることで、これまで以上に勉強することも楽しくなり、自分がやらねばという意識だけでなく、しっかりとやってもらえるようにすることも大事だと気づき、後輩たちのおかげで自分の成長があると実感しています。
ちょっとしたコミュニケーションを心掛けて、患者さんが尋ねたい時に尋ねやすくしてあげたい
現在、私は外来で勤務しています。病棟と違い、私たちの部署では接する患者さんの数がとても多いのです。それだけに関わる時間は少なくなります。短い時間の中での関わりの中で、自分たちが患者さんにできることは何かということをいつも考えながら外来の看護師たちは頑張っています。私が看護をする上で大切にしていることはたくさんありますが、最も意識しているのは、ちょっとしたコミュニケーションを心掛けて、患者さんに少しでも安心した気持ちで帰って頂くということです。ちょっとしたコミュニケーションというのは、例えば、「お大事に」という声掛けをする時に必ず患者さんの目を見て言うといったことです。長らく通院されていて、よく知っている患者さんとはたわいもない話をスムーズにすることができますが、ほとんどの患者さんはそういった関係性がありません。患者さんは不安を抱えて来られていますので、患者さんが私たちに何か尋ねたい時に尋ねやすくすることを意識しています。「○○しても大丈夫かな」と不安を抱えて帰られるより、尋ねて頂き、「大丈夫ですよ」と不安を減らして帰って頂きたいと思っています。
今は仕事と育児の両立に集中し、将来的には内視鏡検査の介助について専門的に学びたい
私は、子育てをしながら仕事をしているので、時短勤務で働いています。職場の皆さんの協力なしにはこんなに充実感のある毎日は過ごせないと感謝しています。今は、仕事と育児の両立に精一杯なので、皆さんに迷惑をかけないようにしっかり仕事をすることに集中したいと思っています。しかし、少し気持ちや時間に余裕ができたら、専門的な勉強にチャレンジしていきたいと思っています。例えば、内視鏡検査の介助について専門的に勉強していきたいと思っています。以前、検査の介助をする機会がありました。患者さんと接することができ、画像を見ることができ、とても興味深い経験をしました。興味があるので専門の書籍を読みますし、知識を習得は欠かせませんが、そうすればするほど実践の場での経験を積みたくなります。医師が内視鏡検査をしているところに立ち会い、薬を入れて、記録をするなど、実践し、患者さんに少しでも負担がなく検査を受けて頂けるようになりたいという想いを持っています。
副看護師長 長谷川瑠璃
看護師長 本夛やよい
小学生の頃からドラマを観て看護師に憧れていました。家族や親戚にも医療職をしている者はいませんが、祖母と一緒に暮らしていたので、その話をしたら応援してくれました。実は、祖母は看護師になりたかったらしく、自分がなれなかったので応援してくれました。そして、看護学校に進学して、看護師になりました。実際に看護師になってみると、憧れていたイメージとはかけ離れたものでした。先輩たちの指導を厳しく思うことや、患者さんの希望に沿えないこともたくさんありました。例えば、自分がはっきりと理解していない状態で検査や処置を観察していると、「分からない状態でやろうとしたのですか、責任は持てますか」と叱責を受けました。こういった指導は新人の時は厳しく感じるので、看護師をやっていけるのだろうかと思っていました。些細なことで落ち込んだり高揚したりの繰り返しで、もう少し頑張ろうと思い続けていました。振り返ると指導が厳しいのではなく当然のことを教えられただけで、自分が甘かったのだと思います。それでも、徐々に患者さんとコミュニケーションが取れるようになり嬉しい瞬間も増えてきました。
副看護師長 鈴木美香
中学生の頃、親元を離れて長い間一人で入院した時にある看護師が親代わりに支えてくれました。その看護師から「あなたは看護師に向いているかもね」という一言を真に受け、また、その方に憧れて看護師になろうと思いました。実際に看護師なり、新人の頃は何が正しいのか、間違っているのかさえわからない、報告することもままならない状態でした。頑張っているのに何度も注意されショックを受けていました。夜勤をするようになり、ゆっくりとカルテを見たり、色々な患者さんを看たり、先輩看護師が報告しているのを見て、徐々に異常が何かがわかってきました。看護に楽しみを感じるようになったのは3年目のリーダーになってからです。リーダーになってから周りが見えるようになり、例えば、医師の考えがわかるようになると何でこの薬なのかなとか、何故この指示なのかなとカルテを見て考えるようになりました。新人の最初の3ヶ月は暗中模索でしたが、3年目には看護の楽しみがどんどん増えて来ました。今、新人に対してはわからないことが前提で話をし、反応を見て、わかってない部分を掘り下げるようにしています。
周産期センター