人の役に立てるという実感が得られる看護師の仕事に感謝

呼吸器内科

私を受け止めてくれたプリセプターの前向きな指導に支えられた新人時代

看護師になる前は医療分野ではない仕事をしていました。同級生に看護師が多く、話を聞く機会がよくあり、自分にも専門的な知識や技術が身につけられたらいいと思っていたので、看護師になることにチャレンジしました。勉強して看護師になることができましたが、実際に仕事を始めて感じたのは、やはり仕事を手際よくしていかないといけないということでした。どちらかというと緊張する方で、どうしたらいいんだろうと頭が真っ白になったり、仕事がうまく進まないことも多々ありました。でも、私に付いて下さったプリセプターが、いい先輩で「誰でもうまくいかない経験はするよ、次にどうするかが大事」と言って私を受け入れて下さり、励ましながら前向きな指導を頂きながら新人時代を乗り越えることができました。そういう指導があったので、
自分の経験を踏まえ新人看護師さんへの対応は、とにかく優しく丁寧に!を心がけています。

患者さんには偽りのない心で、優しく接したい

私が看護する上で大切にしていることは、患者さんには優しく接しようということです。どうしても仕事が忙しかったり、思うように仕事が進まない時は、やらなければいけないことをどうしようかと考えることに集中するあまり、患者さんの前でもつい難しい顔を無意識のうちにしていることもあるかもしれません。患者さんの立場に立つと、難しい顔をしている看護師の姿は良いものでありません。だから、意識して、患者さんには優しく接しようとしています。具体的には、優しい言葉と笑顔を心掛けています。看護の仕事に就いてよかったと思うのは、とにかく人の役に立てるという実感を得られることです。患者さんに対して偽りのない心で接することで自分らしく仕事ができるのが嬉しいです。こうして働かせて頂いていることに感謝の想いを忘れずに仕事をしています。

もう少し深く関わることで患者さんにもっと喜ばれる看護がしたい

この仕事をしていると患者さんの死を通して人生がこんなにも短いのかと思い知らされる瞬間があります。あくまでも患者さんの立場に立ってというのが前提ですが、もう少し深く患者さんと関わり、患者さんに喜ばれる看護ができるようになりたいと思っています。交代勤務をしながらなので、患者さんを担当するのが週に数回くらいのこともあり、もう少し踏み込んで接したいと思いながらできない時があります。しかし、先輩たちは私と同じ状況でも患者さんとしっかり関わっている姿を見て、先輩のような看護ができるようになりたいと思っています。これからの看護師は、病院だけでなく、在宅で看護を提供するなど選択肢はますます多様化していくと思います。これからも人の役に立てる看護師として自分を磨いていきたいと思います。